スペイン企業の組織と構造

会社の形態には2種類あります。

株式会社であるソシエダード・アノニマ(SA)と、有限会社であるソシエダード・デ・レスポンサビィリダード・リミターダ(SRL)です。

取締役は最低1名必要です。

従業員50人以上で取締役2名以上の会社は、従業員の代表1名を役員会におかなければなりません。

50名以上の会社には、職場委員会の設置が義務づけられています。

スペインの伝統的組織は、人によるヒエラルキーの概念を基盤としてつくられています。

組織図というものがもしあるとしたら、そこには職務機能上のシステムというより、むしろ社会のシステムをみることができます。

トップの指示が、認められた指示系統を通じて下へ伝えられることによって、企業は運営されています。

組織区分がはっきりしているのは、業務を分割して効率をよくするためではなく、上級管理職による権限を高めるためなのです。

チームの概念とは(もしあればの話ですが)、強いリーダーのもとに、個人個人が独立して働くといったものです。

JDPアセットマネジメント株式会社