イタリアの国による干渉

ヨーロッパの中で最も非効率的な公共サービスを経験しているにもかかわらず、イタリア人は政府による干渉をとても好みます。

90%以上の人が、政府による電気や交通、銀行の所有または管轄に好意的であり、また鉄鋼と自動車産業については、80%以上がそう考えています。

そして半数以上の人々が、一貫して、政府が仕事を供給し、賃金と価格を法律によって規制することに賛成しています。

政府と独占的民間企業という二つの悪をくらべると、政府のほうがまだましだと考えられています。

経済に対する政府の関与は、すでに相当なものになっています。

イタリアのGDPにおける政府支出は、ECの中でも最大で、その主な内容は、社会保障などの移転支出です。

にもかかわらず、これは一種の逆説的な状況なのですが、イタリア人は、自分たちの生活の糧を、公的セクターにはそれほど依存していません。

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