知能は正常範囲内であるにもかかわらず、読み、書き、計算などの特定の学習能力において困難を示す状態のこと。
学習者に情緒的問題や学習意欲的問題がなく、環境的要因も十分に満たされているにもかかわらず特定の教科において困難を示すという点で、学業不振と区別される。
原因としては大脳機能の障害が想定されているが、まだ不明な点が多い。
診断においては知能検査や各種の神経心理学的検査を実施し、多面的・総合的に検討される必要がある。
学習障害児の行動特性として、多動性、不器用さ、注意散漫、衝動性などがいわれているが、こうした特徴が脳障害によるものか環境に起因するものかは、注意深く判定すべきである。
専門機関の指導・協力を受けながら普通学級で学んでいくことが望ましい。
JDPアセットマネジメント株式会社