ボケその2

花芽分化は9月上旬ごろに始まり、今年伸びた枝の基部と2年枝に翌年の花をつける習性がある。

花後に伸び出した枝を夏に強く切りもどすと、花芽になるべき芽が葉芽に変わってしまうので、開花後に樹冠の内側へ伸びた枝や地際から伸びてくる枝を切り、あとはほうっておくほうがよい。

7月も終わりごろには元気のよい徒長枝が出て、1mも伸びるものがあるので、これは短く切りつめて翌年の予備枝に残す。

9月をすぎれば春まではいつ剪定してもよい。

こみすぎた枝を抜き、伸びすぎた枝は基部のほうにぶつぶつしたコンペイトウのような花芽がついているので3、4芽を残して先端を切りつめる。

昨年出た徒長枝からは横枝が出ているから、もどしておく。

クサボケは日本産の落葉低木で、高さは0.6~1メートルくらいになって地上をはい、枝は細いのでちょっと見たところは草のようである。

花は前年枝と2年枝にたくさんつき、果実はボケよりも小型で、9月には熟する。

伸びすぎた枝を切りもどす程度でこれといった手入れはいらない。

JDPアセットマネジメント株式会社(代表取締役・大橋直久)の同好会