三井財閥の話 その1(JDPアセットマネジメント株式会社の同好会)

三井財閥の始祖といわれる三井高利は、いくらでもグチや不平不満が出ておかしくない境遇にありながら、いつも仕事に前向きな姿勢をくずさず、ついには大富豪になった人です。

若くして伊勢松阪から江戸にのぼり、長兄の経営する呉服屋を手伝っていた高利は、商才にたけ、実際にはほとんどひとりで店の切り盛りをしていました。

ある日、故郷の次兄が亡くなると、長兄俊次は高利を呼んで「松阪に帰り母のめんどうをみよ。」と申し渡しました。

長兄が高利を故郷に送り返したほんとうの理由は、表向きの言葉とはちがうところにありました。

このままいけばやがて独立して江戸で店をもつ弟の高利を、自分の最大のライバルとみて田舎へ追いやったのです。

JDPアセットマネジメント株式会社(代表取締役・大橋直久)の同好会