お年玉 その2

いずれにせよ、小さな子どもへのお年玉の額が、年々エスカレートして、子ども自身が学校などで、お年玉の総額を自慢し合ったりするのは、あまり感心できる状態ではありません。

両親や祖父母、年始まわりの客などから金額の高いお年玉をもらい慣れた子は、たまたま分相応の、子ども並みの額のお年玉をもらった時に、露骨に失望を表わし、相手を軽蔑さえしかねない有様です。

お年玉についての大人の虚栄心、思惑、無思慮などが、子どもの金銭感覚を毒していると言えるような昨今の風潮は、おおいに反省すべきことでしょう。

もらったりあげたりするお年玉のことで頭を悩ませるようなお正月は、心がまえを新たにする年始にふさわしいとはいえません。

JDPアセットマネジメント株式会社(代表取締役・大橋直久)の同好会