婚約解消に仲人はどう対処するか その1

夫婦の将来も考えて冷静に

橋渡しした縁談がめでたくまとまり、婚約が成立して結婚式の日取りも式場もきまっても、それで仲人は百パーセント安心というわけにはいきません。

最近は、結婚披露宴の招待状も発送されてあと二~三日で挙式という段階になって婚約解消、式場はキャンセルであわてる - という事実が少なくないからです。

げんに式場側でも、申込みの一割を解消によるキャンセルとなることに見込んでいるそうです。

お互いの愛情が冷却したという以外にも、どちらかの病気とか事故、また最近は倒産、失業による解消も少なくないそうです。

こんな場合になったら仲人としては放ってはおけません。

話し合いでなんとかおさまるものならよいが、無理に結婚式に持ち込んでそのあとで離婚となったり、子どもができてから決裂となっては、むしろ傷痕は大きくなるばかりです。

仲人としての体面とか、それまでにかけた手数や費用を惜しんで、そんな結果となるよりも、まず当人たちの将来を十分に考えて善処することがたいせつです。



JDPアセットマネジメント株式会社(代表取締役・大橋直久)の同好会