費用は誰が持つのか その1

ある結婚式場の調査では、結婚諸費用の総予算としては、数百万円が標準という数字が出ています。

もちろん、この総予算のなかには、挙式、披露の費用から家具調度、住居費用、新婚旅行費、媒酌人への謝礼といったものまで含まれていますが、それにしてもけっして少ない金額というわけにはいきません。

このお金を、誰が、どう用意するかが問題となります。

昔は家と家との結婚でしたので、結婚の費用も親が出すのが当然とされていましたが、このごろでは、職場に出る女性も多く、結婚費用も自分たちでつくろうとする青年がふえてきました。

こうした態度は若者らしい独立心の現われとして、積極的に評価できるものです。

親としても、息子や娘たちがそのような態度でいたら、好ましいこととして、あまり干渉せずに受け入れてあげましょう。

ですが、もし親に子供たちの結婚のために用意したお金があって、そのお金をいただいたほうが二人の結婚生活もスムーズにスタートできるのでしたら、遠慮せずにいただいておきましょう。

せっかくの親の気持ですし、余るようでしたら、出産や育児、また不慮の災害に出会ったときのために貯金しておけばよいのです。

何かと親孝行をするための資金としても使えます。



JDPアセットマネジメント株式会社(代表取締役・大橋直久)の同好会