紹介のマナー その2

●口頭での紹介は順序に注意する(続き)

前回、「原則は、年令や地位の関係で、目下の者を目上の人に先に紹介し、その後に目上の人を目下の人に紹介すること」としましたが、次の例外があります。

自社の人を取引先に紹介する場合は、紹介者にとっては、自社の人は身内であり、取引先は常に目上であり上位者ですので、先に、自社の人を取引先に紹介します。

たとえ、自社の上司を紹介する場合でも、

「○○さん、私どもの会社の営業部長の○○でございます。

部長、こちらがいつもお世話になっている○○社の○○さんです。」

と、先方に敬意を表して引き合わせます。

取引先に、複数の自社の人を紹介する場合には、地位の高い者から先に、地位に差がないときは、年長者から先に紹介します。

得意先同士を紹介する場合には、原則に戻って、社会的に知名度の低い方を先に紹介するという考え方もありますが、いちがいには言えないと思います。

紹介者にとって、より親しく身近に感じる人を先に紹介する場合が多いと思われます。

自分の家族を会社の人に紹介する場合には、自分の家族の方をさきに紹介します。



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