表彰・受賞の祝辞はどう述べるか その1

各種の表彰や賞を受けた人を招いて行なわれる〈祝賀会〉では、まず、主催者の指名によって、参会者中の数人、たとえば、受賞者の恩師とか、先輩・同僚・友人・後輩などの代表が、こもごも立って〈祝辞〉を述べ、最後に、その席の主賓である受賞者が立って〈謝辞〉を述べるのが普通です。

それらの祝辞や謝辞にも一定の型がありますが、地方政治の功労者の〈叙勲を祝う会〉での祝辞と謝辞の例をあげてみましょう。



叙勲祝賀会での祝辞本日は、わが○○町長○○翁が勲×等に叙せられ、○○章を拝受せられましたお祝いの会でございまして、まことに慶賀にたえない次第でございます。

○○翁は、あらためてご紹介申しあげるまでもなく、当○○町大字○○の旧家の出でありまして、昭和×年、二十五歳のとき、父君が忘くなられましては、家業の○○業を継がれ、今日の○○○株式会社の基礎をきずかれたのでありますが、平成×××年、五十三歳のとき、余生を町政の刷新にささげたいと決意され、事業をご子息○○氏に譲られるとともに、○○町長選挙に立候補、みごと当選せられたのであります。

爾来、当選を重ねられること六回、実に二十有余年の長きにわたって、ひたすら町民の福利増進をはかり、教育の振興、産業の発達に力をつくして来られました。




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