皿の上のナプキンはどう膝にかけるか

ナプキンを取りあげたらいったん広げて、三分の一ほど上を折り、折りめを手前にして膝の上におくか、二つ折りにして、やはり折りめを手前に、膝の上に置くかします。

もし、ナプキンが膝からずり落ちる心配があるときには、ベルトか帯の下にすこしはさんでもかまいません。

なかには、ナプキンを大きく広げて膝の上に置いたりチョッキのあいだにはさんで、だらりと胸にぶらさげる人もありますが、どちらも正しい作法ではありません。

ただし、小さい子どもがエプロン代わりにナプキンを胸いっぱいに広げてかけるのは、いっこうかまいませんし、近ごろ流行のバーベキューなどのように、目の前の鉄板などの上で肉を焼いて供するような席では、鉄板の上の肉の汁が飛び散ることもありますから、おとなでもナプキンをエプロン代わりに使ってさしつかえありません。

もっとも、そういう料理の場合は、ナプキンのほかにエプロンが出されることもあります。




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