2015年1月アーカイブ

話し方、声の質、イントネーション、口調、なまりといった、バーバル(言語)の部分は、38%。人はいかに「見かけ」によって他人を判断しているかをよく示している結果である。 

したがって、ビジネスの場では、話の中身の重要性はいうまでもないが、それ以上に"相手にどういう印象を持たせるか"という側面(といっても主要側面)とそのための工夫、演出も必要だということになる。 

そうして初めて、相手に自分の意図するところを効果的に受け取ってもらえるわけである。 

特に外資系企業の場合、プレゼンテーションのもつ意味は大きい。 

日本企業のトップならば、たまたま社員が行なった発表の出来不出来を、そのほかの日常の仕事ぶりも含んだ全体評価の一部として位置づけて受け止めることが比較的可能である。 

だが、外資系の場合では外国人のトップ、特に年に数度しか日本にやって来ない幹部の場合は、直接社員とゆっくりと時間をかけて接するのはプレゼンテーションの場だけというケースも多い。 

必然的に、評価の機会はプレゼンテーションの時だけということになる。 

わずか1~2回のプレゼンテーションだけで全体評価までされてしまうことだってあり得るのである。 

私たちが今日生まれながらにして当然のことと思っている生活習慣も、それが生まれた当時の社会周辺の制約と必要の2点から止むをえず形成されたものが多い。

JDPアセットマネジメント株式会社