2017年9月アーカイブ

「本日はお忙しいなかを、私どものささやかな祝いの席におはこびいただき、ありがとうございました。

また、大変けっこうな贈り物を多々いただき、お礼の申しようもございません。

まことにありがとうございました。

そして、さらに、あたたかいお祝いのお言葉の数々をたまわり、感謝の念に絶えません。

皆さまのご好意は生涯忘れることなく、私どもの胸に刻みこまれることと存じます。

二十五年の年月は、長いようでもあり、また様々なことが一瞬のうちに過ぎ去ったようでもあります。

長くも短かくも、ともかく夫婦として、共に歩いて来ましたが、今日まで何とか無事にこられましたのも、皆々様のあたたかいご支援に支えられてのことでございました。

"持つべきものは友"とよくいわれますが、私どもはすばらしい友に恵まれ、幸せな生活を送ってこられたと思っています。

夫婦にとって、子どもはもちろん宝ですが、いついかなるときもその存在を忘れることのない友は、他の何ものにも代えがたいたいせつなものだと、私は考えています。

(つづく)

JDPアセットマネジメント株式会社(代表取締役・大橋直久)の同好会 

お年玉 その2

いずれにせよ、小さな子どもへのお年玉の額が、年々エスカレートして、子ども自身が学校などで、お年玉の総額を自慢し合ったりするのは、あまり感心できる状態ではありません。

両親や祖父母、年始まわりの客などから金額の高いお年玉をもらい慣れた子は、たまたま分相応の、子ども並みの額のお年玉をもらった時に、露骨に失望を表わし、相手を軽蔑さえしかねない有様です。

お年玉についての大人の虚栄心、思惑、無思慮などが、子どもの金銭感覚を毒していると言えるような昨今の風潮は、おおいに反省すべきことでしょう。

もらったりあげたりするお年玉のことで頭を悩ませるようなお正月は、心がまえを新たにする年始にふさわしいとはいえません。

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年始まわりに訪れる先方に小さい子どもがいる場合は、「お年玉」を用意して行くのがしきたりとされています。

あらかじめ"のし袋"に入れて持参するのが礼儀で、先方へ行って、子どもの顔を見てからあわててお金を出したり、ちり紙に包んで出すのは失礼です。

金額は家庭によってまちまちですが、小学生や中学生に、五千円とか一万円をお年玉としてあげるのはどうかと思われます。

お年玉の金額に大人の思惑がからむのは、いってみれば非常にあさましいものです。

お年玉をいくらにするかは迷うところですが、目安としては、その子の一か月のお小遣い分程度といったところが妥当のようです。

たとえば小学生は千円、中学生は二千円、高校生は三千円といったぐあいに、親同士でお互いに取りきめをしている人々もいるようです。

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しかし、反面、そういった"おしかけ客"の習慣に対する反省か、最近は、元旦や二日に年始まわりするのを控える人が多くなっているようです。

また、従来の年始まわりのしきたりを"虚礼"とみるむきもあり、特に仕事関係の年始まわりは、お互いに申し合わせて、上司、同僚の別なく行なわないようにしているところが増えています。

年始まわりをするしないはともあれ、年始に先方を訪れるのは、あくまでも挨拶であると心得るべきです。

あがりこんだまま長居をして、すすめられるままにお酒やおせち料理をご馳走になって、夜も遅くなってから引きあげるようなふるまいは、ほめられたものではありません。

先方から、「何日の何時頃おいでください」といった招待があっての訪問は、親しい間柄で行なわれる新年会としての楽しさや、それなりの過ごし方もあるでしょうが、これはいわゆる年始まわりとは区別して考えるべきでしょう。

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昔は、年始回りは年の始め、つまり元旦にするのが習わしでした。

日頃からお世話になっている人に、いわば表敬とお礼の気持ちを伝えるための訪問です。

手拭いや半紙などを持参し、玄関先で挨拶して、早々に引きあげるのが礼儀とされていたものです。

ぜひにと招き入れられた場合は、ちょっとだけお邪魔して、長居をしないように気をつけるのが当然のことでした。

また、訪問を受けたほうも、無理に「どうぞ、どうぞ・・・・」と引きとめたりしないものだったのです。

昨今は、年始まわりは、さしずめ訪問先での新年会のような趣があり、正月早々に、一家の主婦に忙しい思いをさせる場合が少なくありません。

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