2015年6月アーカイブ

以前、大学の予算を減らすときに、すべての学部の予算を一割減らすことで合意した。

しかし、いまどの学部の予算を拡充し、反対にどの学部の予算を減らしていけばよいのか、現時点での時代要請なりを検討していけば、「すべて一割減」などという乱暴なことはできないはずである。

ところが、とにかく予算さえ減らせばそれでいいという考えでいるため、このような予算の組み方が平気でできるのだ。

これは、大学の予算にかぎらず、政府の予算設定にもいえることだ。

物事の本質を見定め合理的な方法を考えるよりも、形をきれいに整えることばかりに気をつかっている。

このことは、特に日本人の考え方にはありがちな問題点といえよう。

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無視される部分、重要でないと思われているデータに、大きな問題が隠されている。

社会心理学に「DK分析」という言葉がある。

DKとは「知りません」「わかりません」ということだが、DK分析とは、この文字どおり、アンケート調査の統計に出てくる「知らない」「関心ない」という部分に注目して分析するという分析法である。

どんなアンケート調査結果でも、「イエス」あるいは「ノー」の明確な解答のほかに、かならず「知らない」「関心がない」「わからない」という、白でも黒でもない灰色の解答がある程度の割合を占める。

このDKの部分は、一見すると無視してもかまわない答えのようだが、社会心理学者はこの灰色の部分にこそ、おおいに着目する。

なぜなら、この種の灰色解答にこそ、大衆のホンネが隠されていることが多いからだ。

解答者がはっきりと「イエス」「ノー」と答えている場合は、タテマエや見栄で言っている場合が多いので、そのままうのみにすることはできない。

しかし「知らない」「わからない」という解答は、逆に考えれば、「答えるのが面倒だ」「そんな問題は考えたくない」というホンネが正直に表わされていると見なすことができる。

こうした解答は、意識を理性でコントロールしていないので、ホンネに近いものが表われているのである。

お客の要求にこたえるもの

リゾートマンションは、ホテル形式にはなっているが、部屋の中には台所がついていて、ふつうの別荘とおなじように自炊しなければならないところも多い。

旅先に休養にきたのに、炊事、洗濯を自分でしなければならないというのは、主婦にとってはかなりの負担である。

これでは、休みにならないわ、とグチを言う主婦も多い。

そんな主婦の要望にこたえて、いまのリゾートマンションには、ちょっとしたレストランを持っていたり、クリーニングサーピスまでしてくれたりするところが多い。

まさに、ちょっとしたホテルなみのサービスだ。

リゾートマンションは、さらにお客の要求にこたえるものをつくろうと、さまざまな付加価値を考えている。

テニスコート、ゴルフコース、マリン施設などである。

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