人から縁談の世話を頼まれたが、その本人の人柄などについて好ましくない点があり、責任をもって人にすすめる気になれないというようなときには、
「いまのところ、心あたりがないが、もし、よい人があったら、そのとき、僕の方から連絡する。
写真は、預かって汚しでもすると悪いから、そのときでいいよ」
などというように、腕曲に断わるようにします。
それを、むげに返すのも気の毒だなどと考えて、「いま、心あたりはないが、いちおう写真だけ預かっておこう」などというと、相手にあらぬ期待をいだかせることになるうえに、あとで、二、三、心当たりを聞いてみたが、どこも、ほかに縁談がきまったあとで、だめだった」などと、うその口実で断わらなければならないはめになって、かえって苦労することになります。
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ころもがえは、衣更または更衣と書き、季節の変化に応じて衣服を着かえることで、江戸時代は旧暦でしたから4月2日、10月1日をもって、春夏の衣をかえる日としていましたが、いまは5月にはいると更衣のシーズンです。
わが国は季節の変化が比較的はっきりしているせいか、更衣には古くはルールのようなものがあって、たとえば、ひとえは6月にならなければ、どんなに暑くても着ないもの、あわせは10月にはいらないと、どんなに寒くても着ないものと定まっていたのです。
この定めを無視すると、ものを知らないということになったのですが、いまはそうした点にはこだわらず、実際の天候や気温、あるいは冷暖房の設備などによるという合理性が支配しているようですが、年配の方々といっしょになったりするさいは、古い考えを捨てきれない人も多いですから、そうした習慣に気を配る必要もありましょう。
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欧米では古くから個人の誕生日、社会的出来事や学校、会社の創立記念日などを年ごとに祝いますが、わが国では従来、こうした慣習はなかったものです。
が、ご維新の文明、開化とともに、取り入れられるにいたったのですが、昔は紀元節、今は建国記念の日もその一つです。
二月十一日をあてたのは、「日本書記」に第一代の天皇である神武天皇が辛酉の春正月朔日に即位したとあるので、太陰暦を太陽暦に改めると、西暦紀元前六百年の一月二十九日になるとして、明治六年(一八七三年)から、この日を紀元節として、古来からの五節句を廃することになったのです。
しかし、一月末では正月は休みが多すぎるし、ぐあいが悪いので、太古はどんな暦を使っていたかもわからぬと、まもなく二月十一日に改め、とくに明治二十二年(一八八九)年の帝国憲法公布に、二月十一日の紀元節を期して重要な日としたのです。
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初詣とは、元日の朝の祝い膳がすんでから、もしくは二日、三日、あるいは大晦日の夜から出かけ、除夜の鐘を待って、神社、仏閣にお参りすることをいいます。
これは年こもりといって、大晦日の夜、社寺にこもって年を送り迎えするならわしがあったのが、しだいに簡略化され、徹夜でこもるかわりに、元日の未明に参拝するようになったのが始まりで、その後は元日の昼間はおろか、二日でも、三日でも、遠近の名ある神社などへ出かける慣習となったのです。
年こもりのことは、「平治物語」などにも"年籠を志し、熊野へ参詣せらりけり"とみえています。
何はともあれ初詣とはすがすがしいかぎりで、お参りしたら手水をつかい、賽銭をおさめ、鈴を鳴らしてから、二礼、二拍手、一礼します。
初詣のしるしとして、破魔矢などの縁起物を買うのも、たのしい行事のなかにはいりましょう。
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私ども夫婦は今日まで、そのたいせつな友のおかげで、どれだけ幸せな気分を味わうことができ、ちょっと言葉ではいいつくせないほどです。
調子のいい時、悪い時、それぞれに皆さんのあたたかいお力添えがありました。
力強い励ましがありました。
その都度、ただありがたく、無言の感謝のうちに皆さんのご好意をちょうだいしてまいりました。
本当にありがとうございました。
この席で改めてお礼を言わせていただきます。
これからも命のあるかぎり、家内とふたりで歩いてまいります。
どうか今後ともご支援をたまわりますようお願いする次第です。
あつかましいようですが、これからも皆さんのご好意にすがって、幸せになろうと欲張っております。
どうかよろしくお願いいたします。
今日は本当にありがとうございました」
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いずれにせよ、小さな子どもへのお年玉の額が、年々エスカレートして、子ども自身が学校などで、お年玉の総額を自慢し合ったりするのは、あまり感心できる状態ではありません。
両親や祖父母、年始まわりの客などから金額の高いお年玉をもらい慣れた子は、たまたま分相応の、子ども並みの額のお年玉をもらった時に、露骨に失望を表わし、相手を軽蔑さえしかねない有様です。
お年玉についての大人の虚栄心、思惑、無思慮などが、子どもの金銭感覚を毒していると言えるような昨今の風潮は、おおいに反省すべきことでしょう。
もらったりあげたりするお年玉のことで頭を悩ませるようなお正月は、心がまえを新たにする年始にふさわしいとはいえません。
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しかし、反面、そういった"おしかけ客"の習慣に対する反省か、最近は、元旦や二日に年始まわりするのを控える人が多くなっているようです。
また、従来の年始まわりのしきたりを"虚礼"とみるむきもあり、特に仕事関係の年始まわりは、お互いに申し合わせて、上司、同僚の別なく行なわないようにしているところが増えています。
年始まわりをするしないはともあれ、年始に先方を訪れるのは、あくまでも挨拶であると心得るべきです。
あがりこんだまま長居をして、すすめられるままにお酒やおせち料理をご馳走になって、夜も遅くなってから引きあげるようなふるまいは、ほめられたものではありません。
先方から、「何日の何時頃おいでください」といった招待があっての訪問は、親しい間柄で行なわれる新年会としての楽しさや、それなりの過ごし方もあるでしょうが、これはいわゆる年始まわりとは区別して考えるべきでしょう。
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結婚披露宴に招待されると、お祝いの贈り物の他に、服装のことがたいへん気になるものです。
特に女性は和服にしろ、洋服にしろ、種類が豊富なので選択に迷います。
披露宴にも格式を重んじたディナー形式のものから、格式や形式にこだわらない気楽なものまで多種多様です。
まず、どんな披露宴なのか確認してから、それに合わせた装いを心がけるのが妥当です。
一般に、招待状に「平服にてお願いします」と断り書きされていない場合は、新郎新婦の装いが正装ですから、招待客もそれなりに装いを正して参列するのがマナーです。
ただし、新郎新婦に準じてひかえめに装うことがたいせつです。
招待状に平服の指定がある場合は、第一礼装を避けて略礼装で臨みます。
平服を指定されたからといって、ジーンズのようなくだけた普段着で出かけるのは失礼です。
多少はあらたまった装いを心がけるのがエチケットといえます。
逆に、平服の指定があるにもかかわらず、礼装や大げさに着飾った格好で出かけるのは、礼儀に反します。
平服の指定は、新郎新婦が略礼装で式に臨む場合と、参列者に服装のことで気をつかわせまいとする配慮の場合が考えられます。
いずれにしても、装いの基準を略礼装にして、服装プランを考えれば間違いありません。
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中華料理の特徴は、料理がその卓に座っている人数分一皿に盛られて卓に出され、各自、取り皿に自分で取り分けて食べることです。
いす・テーブルの場合と、座卓の場合とありますが、ふつうは円卓で、中心の部分が一段高く、回転するようになっています。
この回し台の上に料理がおかれ、台を回しながら料理を取り分けます。
どんな料理の宴席でも同じことですが、中華料理では、談笑しながら食事をします。
和食と同様に、箸で食べる料理が大部分ですが、中には手や散りれんげを使って食べる料理もあります。
いずれにしても、大皿から料理を取り分けて食べますので、お箸や散りれんげはいつも清潔にしておきます。
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■仲人宅で行なう結納式
和室の場合は上座(床の間の前)に男性と女性が向き合って座り、本人の隣に父親、母親の順に着席します。
もてなす側の仲人は、一番下座につきます。
仲人のあいさつの後、男性側から「本日はお約束のしるしに結納を持参しました。
○○様におとりつぎをお願いいたします」と、結納品を仲人に差し出します。
仲人は「本日はお日柄もよく、おめでとうございます」とあいさつして結納品を受け取り、床の間に飾ります。
続いて女性側も同様に受け取り、床の間に並べます。
■仲人への謝礼
結納が無事終わったら、一両日中に両家の代表が仲人宅へお礼に出向きます。
謝礼は、結納金のほぼ一~二割、水引きは白赤、金銀の結び切り。
これに菓子折りなどを添えて感謝の気持ちをこめて渡します。
■仲人を立てない結納
恋愛結婚の場合、仲人は挙式のときだけにお願いして、結納は本人と両親だけで済ませるケースも増えています。
これはもっとも簡略化した結納ですが、両家が納得すれば非常に合理的なことですし、おかしなことではありません。
また、男性が一人で女性宅へうかがう場合もあります。
この場合は、男性が仲人と父親の両役をはたすものです。
結納飾りの交換をはぶくときは、結納金か婚約記念品を婚約のしるしとして贈り、婚約を祝います。
形式的ではありませんが、挙式の予定などを率直に話し合えてよいものです。
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目録、受書は市販の結納セットのなかにも入っており、すでに品物名が印刷されています。
目録は、最初の一行の空欄に、男性側は「御帯地料 壱封」とか「真珠指輪 壱個」、女性側は「御袴料 壱封」とか「真珠カフスボタン壱対」などと記入し、差し出し人名、あて名、日付を書けばよいようになっています。
受書は、結納品を確かに受領したという、領収証がわりのものです。
目録同様、市販のものは差し出し人名とあて名、日付を書き込むだけになっています。
家族書と親族書は奉書紙か美濃紙に毛筆書きをするのが正式ですが、洋紙にペン書きでもかまいません。
必ず濃い墨かインクで書きます。
薄墨は縁が薄いとして嫌います。
また、祝い台にはのせず切手盆(祝儀盆)を用います。
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花芽分化は9月上旬ごろに始まり、今年伸びた枝の基部と2年枝に翌年の花をつける習性がある。
花後に伸び出した枝を夏に強く切りもどすと、花芽になるべき芽が葉芽に変わってしまうので、開花後に樹冠の内側へ伸びた枝や地際から伸びてくる枝を切り、あとはほうっておくほうがよい。
7月も終わりごろには元気のよい徒長枝が出て、1mも伸びるものがあるので、これは短く切りつめて翌年の予備枝に残す。
9月をすぎれば春まではいつ剪定してもよい。
こみすぎた枝を抜き、伸びすぎた枝は基部のほうにぶつぶつしたコンペイトウのような花芽がついているので3、4芽を残して先端を切りつめる。
昨年出た徒長枝からは横枝が出ているから、もどしておく。
クサボケは日本産の落葉低木で、高さは0.6~1メートルくらいになって地上をはい、枝は細いのでちょっと見たところは草のようである。
花は前年枝と2年枝にたくさんつき、果実はボケよりも小型で、9月には熟する。
伸びすぎた枝を切りもどす程度でこれといった手入れはいらない。
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