2016年1月アーカイブ

学業不振児(underachiever)とは、正常範囲内の知能をもちながら、学業成績がそれにともなわない児童をさす。

したがって、知能検査と学力検査によって診断する必要がある。

学業不振に陥る原因としては、レディネスの不足、情緒的問題、身体的問題、学習意欲の減退といった学習者自身の要因と、親子関係や家族関係、経済的貧困といった環境的要因、教師との関係やクラスにおける友人関係といった学校の要因などが考えられる。

学業不振児に対しては、担任教師だけでなく、学校・家庭・心理専門家が相互に協力し合って原因を究明し、その解決を図る必要がある。

また、不振に陥った学業の指導については、長い目でみて継続的に援助していくことが大切である。

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認知障害

感覚器官において受容した外界からの情報を符号化して保持し、それを再構成していく情報処理の過程を総称して認知という。

認知障害とは、そうした過程において生じるイメージ化、記憶、推論、判断などに困難を示す状態のことをさしている。

その原因として、失認症と同様に大脳の特定領域の機能障害が想定されている。

精神遅滞児や身体障害児の多くは認知障害をもつことが多いので、認知過程のどこに障害があるのかを見きわめることが大切である。

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知能は正常範囲内であるにもかかわらず、読み、書き、計算などの特定の学習能力において困難を示す状態のこと。

学習者に情緒的問題や学習意欲的問題がなく、環境的要因も十分に満たされているにもかかわらず特定の教科において困難を示すという点で、学業不振と区別される。

原因としては大脳機能の障害が想定されているが、まだ不明な点が多い。

診断においては知能検査や各種の神経心理学的検査を実施し、多面的・総合的に検討される必要がある。

学習障害児の行動特性として、多動性、不器用さ、注意散漫、衝動性などがいわれているが、こうした特徴が脳障害によるものか環境に起因するものかは、注意深く判定すべきである。

専門機関の指導・協力を受けながら普通学級で学んでいくことが望ましい。

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栄養指導

個人や集団の食事や栄養摂取に問題がある時、栄養、保健などの科学的知識に基づいて、教育的手段を用いて指導し、食事摂取のあり方や栄養状態を改善することである。

保育にともなう栄養指導としては、幼児の理解力などを考慮して望ましい食事のとり方や食習慣が身につくよう、また実践的に正しい栄養知識が身につくように図る。

指導にあたっては幼児と一緒に食事をする保母などの食事態度、嗜好が敏感に子どもに反映するので保母自身が
食事について正しい理解を深め、望ましい態度で園児に接する。

指導項目としては、望ましい食事態度・食習慣、たのしい食事、歯や食物の衛生それにやさしい栄養の知識、その日の献立、食物の量と質、食品の組み合わせ、栄養の不足と病気など身近かなテーマをとらえて指導する。

保育所内での指導に加えて家庭との連絡、地域社会との連絡強化も指導の成果をあげるために重要である。

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牛乳や調製粉乳を乳児に与えやすくするために調製する過程をいう。

牛乳では希釈、糖添加、消毒が必要であるが、調製粉乳の場合は銘柄により異なるが、通常13~14%の単一調乳で特別なものは添加しない。

月齢により与える量を加減する。

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