2017年10月アーカイブ

菖蒲の節句が尚武の節句となって、屋外に鯉のぼりがあがりますと、屋内には武者人形ということになります。

鯉のぼりや武者人形も、男児の初端午には近親者から祝われるのがならわしで、里方からは鯉のぼり、ヨロイ、カブトなど、親戚や知人からは武者人形、桃太郎、金太郎などを贈るのがふつうです。

これらの5月人形は、三段飾りが一般的で、緑か白の毛氈を敷き、上段の真ん中にヨロイかカブト、その左右に弓と大刀、うしろに幕や屏風、中段には陣笠と軍扇、その左右に吹き流しや鯉のぼり、他に適当な人形や馬などで、武者には八幡太郎、義経、弁慶、加藤清正、はては神功皇后、武内宿禰といろいろあります。

下段には菖蒲酒などを供え、かがり火を置きます。

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昔は紀元節、今は建国記念の日

欧米では古くから個人の誕生日、社会的出来事や学校、会社の創立記念日などを年ごとに祝いますが、わが国では従来、こうした慣習はなかったものです。

が、ご維新の文明、開化とともに、取り入れられるにいたったのですが、昔は紀元節、今は建国記念の日もその一つです。

二月十一日をあてたのは、「日本書記」に第一代の天皇である神武天皇が辛酉の春正月朔日に即位したとあるので、太陰暦を太陽暦に改めると、西暦紀元前六百年の一月二十九日になるとして、明治六年(一八七三年)から、この日を紀元節として、古来からの五節句を廃することになったのです。

しかし、一月末では正月は休みが多すぎるし、ぐあいが悪いので、太古はどんな暦を使っていたかもわからぬと、まもなく二月十一日に改め、とくに明治二十二年(一八八九)年の帝国憲法公布に、二月十一日の紀元節を期して重要な日としたのです。

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いうまでもなく国旗は、国のしるしとする旗であり、国家を象徴する標識であり、お正月などの祝祭日や、外国に敬意を表する場合に掲揚するものです。

わが国の日の丸は、ずいぶん古くからもちいられ、七、八百年も昔に、すでに扇面や旗じるしにえがかれていましたが、幕末、日本にくる外国船が、いずれも国旗を立てているのをみた薩摩藩主島津成彬が、藩船の帆に日の丸を染めぬかせ、これを幕府にも進言したのがはじまりとされています。

幕府も安政元年(一八五四年)7月、日章旗(日の丸)を日本国総船印にすることを公式に発表、さらに文久三年(一八六三年)8月には、日の丸をもって一般御国標にする旨を公表、ついで明治三年(一八七〇年)正月、維新政府が太政官布告(当時の法令の公文書のこと)によって、白地の布に赤地の日章を日本の国旗とすることを制定し、今日にいたっているのです。

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年こもりの名残である初詣

初詣とは、元日の朝の祝い膳がすんでから、もしくは二日、三日、あるいは大晦日の夜から出かけ、除夜の鐘を待って、神社、仏閣にお参りすることをいいます。

これは年こもりといって、大晦日の夜、社寺にこもって年を送り迎えするならわしがあったのが、しだいに簡略化され、徹夜でこもるかわりに、元日の未明に参拝するようになったのが始まりで、その後は元日の昼間はおろか、二日でも、三日でも、遠近の名ある神社などへ出かける慣習となったのです。

年こもりのことは、「平治物語」などにも"年籠を志し、熊野へ参詣せらりけり"とみえています。

何はともあれ初詣とはすがすがしいかぎりで、お参りしたら手水をつかい、賽銭をおさめ、鈴を鳴らしてから、二礼、二拍手、一礼します。

初詣のしるしとして、破魔矢などの縁起物を買うのも、たのしい行事のなかにはいりましょう。


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わが国の法制が、法律婚主義をつかっていることは、一般の常識でもあります。

どんな立派な結婚式を挙げようと、どんなに長く同棲をつづけようと、結婚の届出がなされないかぎり、法律上は結婚の存在を否定するたてまえですから、結婚イコール届出ということになるわけで、届出がなければ法律上は夫として、妻としてあつかわれません。

しかし、世の中には、届出をしないで結婚生活をしている人も多く、内縁関係と呼ばれていて、そのあいだに生まれた子どもを、どう取り扱うかは、社会問題として論じられているところです。

内縁というやっかいな関係ができてくる原因は、法律による結婚(法律婚主義)を採用しているからだから、事実による結婚(事実婚主義)にすればよい、との主張もありますが、それはまだ一般的には認められていません。

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銀婚式の謝辞例 その2

私ども夫婦は今日まで、そのたいせつな友のおかげで、どれだけ幸せな気分を味わうことができ、ちょっと言葉ではいいつくせないほどです。

調子のいい時、悪い時、それぞれに皆さんのあたたかいお力添えがありました。

力強い励ましがありました。

その都度、ただありがたく、無言の感謝のうちに皆さんのご好意をちょうだいしてまいりました。

本当にありがとうございました。

この席で改めてお礼を言わせていただきます。

これからも命のあるかぎり、家内とふたりで歩いてまいります。

どうか今後ともご支援をたまわりますようお願いする次第です。

あつかましいようですが、これからも皆さんのご好意にすがって、幸せになろうと欲張っております。

どうかよろしくお願いいたします。

今日は本当にありがとうございました」

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