米を主食とする日本人にとって、田植えは水稲栽培の行程のなかでも、もっとも重んじられた行事です。
苗を"さなえ"、植える女たちを"さおとめ"、また、田植えの5月を"さつき"、降る雨を"さみだれ"というが、いずれも類型的に構成されたことばです。
代掻(しろかき)といって田圃を打ち返し、水を入れて畔をかため、肥料をほどこした整地に、一列にならんだ早乙女が、数本の早苗を田圃にさして後退していくさまは、素朴にも華やかな村落生活の情景です。
田祭とか田楽といって、豊作祈願の芸能も行なわれ、天竺の高天が原の神様は、田の神様のお父さんであるとか、弁当を運ぶあの若女房はいいそうな、わしも弁当たべさせたい、と田植唄も流れてきます。
田の神は「古事記」などには稲雷、大歳の名が見えますが、農民には歳徳神、お稲荷さんとかそのほか村の神々はすべて農作の守護神です。
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菖蒲の節句が尚武の節句となって、屋外に鯉のぼりがあがりますと、屋内には武者人形ということになります。
鯉のぼりや武者人形も、男児の初端午には近親者から祝われるのがならわしで、里方からは鯉のぼり、ヨロイ、カブトなど、親戚や知人からは武者人形、桃太郎、金太郎などを贈るのがふつうです。
これらの5月人形は、三段飾りが一般的で、緑か白の毛氈を敷き、上段の真ん中にヨロイかカブト、その左右に弓と大刀、うしろに幕や屏風、中段には陣笠と軍扇、その左右に吹き流しや鯉のぼり、他に適当な人形や馬などで、武者には八幡太郎、義経、弁慶、加藤清正、はては神功皇后、武内宿禰といろいろあります。
下段には菖蒲酒などを供え、かがり火を置きます。
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いうまでもなく国旗は、国のしるしとする旗であり、国家を象徴する標識であり、お正月などの祝祭日や、外国に敬意を表する場合に掲揚するものです。
わが国の日の丸は、ずいぶん古くからもちいられ、七、八百年も昔に、すでに扇面や旗じるしにえがかれていましたが、幕末、日本にくる外国船が、いずれも国旗を立てているのをみた薩摩藩主島津成彬が、藩船の帆に日の丸を染めぬかせ、これを幕府にも進言したのがはじまりとされています。
幕府も安政元年(一八五四年)7月、日章旗(日の丸)を日本国総船印にすることを公式に発表、さらに文久三年(一八六三年)8月には、日の丸をもって一般御国標にする旨を公表、ついで明治三年(一八七〇年)正月、維新政府が太政官布告(当時の法令の公文書のこと)によって、白地の布に赤地の日章を日本の国旗とすることを制定し、今日にいたっているのです。
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わが国の法制が、法律婚主義をつかっていることは、一般の常識でもあります。
どんな立派な結婚式を挙げようと、どんなに長く同棲をつづけようと、結婚の届出がなされないかぎり、法律上は結婚の存在を否定するたてまえですから、結婚イコール届出ということになるわけで、届出がなければ法律上は夫として、妻としてあつかわれません。
しかし、世の中には、届出をしないで結婚生活をしている人も多く、内縁関係と呼ばれていて、そのあいだに生まれた子どもを、どう取り扱うかは、社会問題として論じられているところです。
内縁というやっかいな関係ができてくる原因は、法律による結婚(法律婚主義)を採用しているからだから、事実による結婚(事実婚主義)にすればよい、との主張もありますが、それはまだ一般的には認められていません。
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「本日はお忙しいなかを、私どものささやかな祝いの席におはこびいただき、ありがとうございました。
また、大変けっこうな贈り物を多々いただき、お礼の申しようもございません。
まことにありがとうございました。
そして、さらに、あたたかいお祝いのお言葉の数々をたまわり、感謝の念に絶えません。
皆さまのご好意は生涯忘れることなく、私どもの胸に刻みこまれることと存じます。
二十五年の年月は、長いようでもあり、また様々なことが一瞬のうちに過ぎ去ったようでもあります。
長くも短かくも、ともかく夫婦として、共に歩いて来ましたが、今日まで何とか無事にこられましたのも、皆々様のあたたかいご支援に支えられてのことでございました。
"持つべきものは友"とよくいわれますが、私どもはすばらしい友に恵まれ、幸せな生活を送ってこられたと思っています。
夫婦にとって、子どもはもちろん宝ですが、いついかなるときもその存在を忘れることのない友は、他の何ものにも代えがたいたいせつなものだと、私は考えています。
(つづく)
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年始まわりに訪れる先方に小さい子どもがいる場合は、「お年玉」を用意して行くのがしきたりとされています。
あらかじめ"のし袋"に入れて持参するのが礼儀で、先方へ行って、子どもの顔を見てからあわててお金を出したり、ちり紙に包んで出すのは失礼です。
金額は家庭によってまちまちですが、小学生や中学生に、五千円とか一万円をお年玉としてあげるのはどうかと思われます。
お年玉の金額に大人の思惑がからむのは、いってみれば非常にあさましいものです。
お年玉をいくらにするかは迷うところですが、目安としては、その子の一か月のお小遣い分程度といったところが妥当のようです。
たとえば小学生は千円、中学生は二千円、高校生は三千円といったぐあいに、親同士でお互いに取りきめをしている人々もいるようです。
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昔は、年始回りは年の始め、つまり元旦にするのが習わしでした。
日頃からお世話になっている人に、いわば表敬とお礼の気持ちを伝えるための訪問です。
手拭いや半紙などを持参し、玄関先で挨拶して、早々に引きあげるのが礼儀とされていたものです。
ぜひにと招き入れられた場合は、ちょっとだけお邪魔して、長居をしないように気をつけるのが当然のことでした。
また、訪問を受けたほうも、無理に「どうぞ、どうぞ・・・・」と引きとめたりしないものだったのです。
昨今は、年始まわりは、さしずめ訪問先での新年会のような趣があり、正月早々に、一家の主婦に忙しい思いをさせる場合が少なくありません。
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互いの両親への心づかい。
婚約期間は、互いの愛情を深め合い、幸せな結婚生活をスタートさせる準備期間です。
期間は三~六カ月くらいが一般的で、"長すぎた春"などということにならないよう、頃合いを見計らって挙式の準備にかかりましよう。
女性はこの期間に主婦として、また後に母となる日のために必要な知識を身につけておきたいものです。
母親の料理を覚えたり、家計の処理法など必要なことは山とあります。
またお互いの家を訪問し合い、家族と早く親しくなるよう努力します。
折りにふれ、挙式の計画を報告します。
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結納金は婚約指輪を贈ったり、そのお返しをした場合にはお金を包む必要はありません。
結納金の目安は、適齢期の男性の月収二~三カ月分とされています。
しかし、これはあくまで目安ですから、無理のない額にすることです。
また、30万円、50万円というように、きりのよい奇数の金額にし、小切手は避けます。
女性側からは、半返しといい半額程度を包むのが一般的ですが、省略する場合も多く見受けます。
両家でよく話し合って決めます。
■結納の日取り
昔から大安、先勝、友引の吉日の午前中がよいといわれていますが、最近ではあまりこだわりません、本人や、仲人、両家の両親の都合に合わせ、日曜日や祝日を選んで行なうのが普通になっています。
しかし、仏滅などは避けた方がいいでしょう。
時間は日中の方がいいのですが、都合の折り合わない場合は夕刻からでもやむをえません。
多くの場合、午前中に結納を済ませ、昼食を兼ねて祝い膳を囲みます。
■結納当日の服装
結納を正式に行なうか略式で行なうかによって違ってきますが、一方が礼装なのに一方が略装になってしまっては、お互い気まずい思いをします。
事前に仲人が入ってまとめることが大切です。
一般的には、男性ならブラックスーツかダークスーツで、ネクタイはふつうのものでかまいませんが、ワイシャツだけは必ず白にします。
女性の方は、和装の場合は訪問着か付け下げ、洋装ならドレッシーなワンピースかスーツが適当でしょう。
仲人と父親はプラックスーツかダークスーツ、仲人夫人と母親は色無地紋付きか訪問着、付け下げで本人以上に正装にならないよう気をつけます。
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出版ブームの昨今、新刊書を著者から贈られる方も多いことでしょう。
このお礼の手紙には、読後感を添えるのが礼儀ですが、忙しくてすぐには読めない場合は、その事情を述べて、後日の読書をたのしみにしていることを伝え、取り急ぎお礼の便りを出します。
また、著者からではなくとも、すぐれた本、読んでもらいたい書籍を贈り物として送ることがありますが、この場合、子どもの絵本は別として、贈り主のほうが、その本を自分がいかに感動して読んだか、だからあなたにもぜひ読んでいただきたいという推薦の手紙を出します。
贈られた人は、本の読後感よりは、その本から得た人生の教訓など、自分にプラスになった点を強調して礼状を出すとよいでしょう。
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中国産であるが、古くから渡来して日本中にある落葉低木。
高さは2mくらいになるが、低く仕立てたほうが庭園向きである。
日当たりのよい、やや湿り気のある土質を好む。
主枝はまっすぐに立ち上がって横枝をたくさん出すが、地際から吸枝を出して株立ち状になる。
短枝の先端は刺になっており、夏には徒長枝がよく伸びるし、枝が水平に出るので、ほうっておくと入り乱れてなんとも始末におえなくなってしまう。
花は葉に先だって開き、花色は紅、白、淡紅など豊富で、早春の庭にいうどりを添える。
花梗が短く、枝にぴったりとくっついて横向きに咲く。
開花期は寒ボケは10~11月にかけて、春咲きのボケは4月上旬から中旬までと比較的長いが、品種によって違う。
花が終わるとまもなく新葉が展開し果実ができるが、成熟するまでにほとんど落ちてしまう。
残った果実は10月に熟して芳香を放つ。
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