最近の感染症の動向

最近は、医学の著しい進歩によって、感染症により死に至る危険性は減少したが、罹患率(病気にかかる率)は決して低下したとは言えず、病原性大腸菌0-157による細菌性食中毒、海外感染、性感染などのさまざまな感染症が新たな問題となってきている。

このように、新たに問題となってきた感染症は新興感染症と呼ばれている。

これに対し、結核、コレラ、マラリアなどのように、一度は減少しても再度増加して問題化している感染症は、再興感染症と呼ばれている。

また、地球的規模での感染症対策の必要性から、これまでの伝染病予防法、性病予防法およびエイズ予防法は統合廃止され、1999(平成11)年には「感染症の予防および感染症の患者に対する医療に関する法律」(感染症新法)が施行された。

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