思わずやっているものがないかどうかの確認

実例の中から、思わずやっているものがないかどうか、もう一度確認してみましょう。

(1)取り次ぎを頼まれて、はっきりと「いる、いない」を答えてしまう。

「タナカ課長をお願いします」という電話がかかったとします。

このとき、「はい、おります、お待ちください」と答えてしまう人は要注意です。

取り次ぎの相手はもしかしたら、手が離せない仕事をしているかもしれないし、その相手とすぐに話せない事情があるかもしれません。

このときは、「少々お待ちくださいませ」と言って保留ボタンを押してから、取り次ぎます。

もし、「いないと言ってくれ」と頼まれたら「あいにく席を外しております」「ちょうど外出したところで、帰社時刻は電話連絡になっております」とごまかします。

(2)取り次ぎ相手が電話中。

さて何と言う?

こういう場合、社内の人間について言うのに「さん」「課長」はつけてはいけないのは常識です。

しかし、実際にこの受け答えはどうでしょう。

「タナカはただいまお電話中でございます」

電話をていねいに言っただけのことですが、これは間違いです。

社内の人の行為を尊敬してしまっているのです。

この場合は「タナカはただいま他の電話に出ております。

終わりましたら、こちらから折り返し、連絡させていただきます。」

相手が出先かどうか確認するのも忘れずに。

JDPアセットマネジメント株式会社