偏食(JDPアセットマネジメント株式会社)

ある食物を嫌ったり、特定の食品のみを極端に好むことをいうが、小児の発達段階の一現象とみなす説もある。

「食わず嫌い」など未経験のものを嫌うこともあるが、これまでの不快な経験が誘因となって偏食が発生することが多い。

発達につれて、「好き嫌い」が表現できるようになり、しだいにはっきりとした偏食としてあらわれてくることが多い。

偏食には、栄養学上不可欠なものをすべて嫌うこともあるが、多くの場合、その代替食品があったり、調理法の変更によって食べることができる場合である。

また、神経質な小児では、過去の経験が原因となり、無理強いはかえって偏食を増長させることが多い。

保育の現場でも、偏食の矯正が給食の目的としているところが多いが、強制した食事は、偏食の矯正には不利なことが多い。

むしろ、食事の雰囲気を楽しくしたり、盛りつけまでも配慮することが大切である。

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