話を助ける目としぐさ その1

話をするときは、口だけが動いて相手にその内容を伝えているのではありません。

相手は、耳と同時に目を開いて話し手の表情や動作を見ているのです。

ですから、いくら話し方が上手であっても、話し手の姿勢が悪かったり、体のあちこちに手がいったり、視線が定まらない様子であると、落ちつきのない人と受け取られ、話の内容にも説得力がなくなってくるものです。

正しい姿勢をして、どっしりと落ちついた態度のもとで話をしてみましょう。

視線のありかた
視線には、注意視線と表現視線の二種類があるといわれています。

注意視線とは、事物を見る性質のものをいい、表現視線とは、目で自分の意思や感情を伝える視線をいいます。

この表現視線は、話の内容を支える大きな柱となります。

通常の場合には、話の内容の喜怒哀楽は、そのまま目の喜怒哀楽の表情につながっているものです。

そして、聞くときも同様ですが、話すときは、まっすぐ聞き手の瞳に視線を向けることが基本とされています。

常にキョロキョロと視線が定まらなかったり、一向に聞き手の方に目を向けることがない場合には、話の力が半減してしまいます。



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