2019年7月アーカイブ

一物一価の法則とは

完全競争市場では、ある時点で同一の財について一つの価格しか成立しないという法則。

風がないときの湖面の高さはみな同じになるように、競争が完全であれば価格の凹凸はならされて同一となっていく、と考えられる。

他より高ければ売れないので、価格は下がらざるを得ず、
また安ければ売れるから需要が増えて価格は上昇していく。

安いところで買い、高いところで売るという操作で利益が生じるから、
その売買がさかんとなり価格差は解消されていく。

逆に国内と海外の価格の差(内外価格差)があり、一物一価が成立していない場合は、海外との競争に何らかの制限があることが推測できる。


JDPアセットマネジメント株式会社(代表取締役・大橋直久)の同好会